禁煙に関心を持ちましょう
「禁煙」この文字をいろいろな場所で見かけるようになりました。
外食に出かけても「ランチタイムは全席禁煙になっておりますがよろしいでしょうか」と聞かれるレストランが増えてきている気がします。
駅のホームももちろん禁煙ですが、もともとタバコの煙を嫌っている人にとっては、やっと安心して通勤できる、とホッとしていることでしょう。
このように、社会の流れが「非喫煙」へと向かっています。
これは、タバコの害が明らかになってきたからで、とくにタバコを自分では吸わない非喫煙者に対してもタバコの煙が害を及ぼすことがわかってきたため、社会的に喫煙が認められることが難しくなってきました。
喫煙者の多くがこのタバコの害についてわかってはいるのにタバコをやめられずにいます。
非喫煙へと向かう社会の動きの中で、肩身の狭い思いをし、本当は禁煙したいしいろいろな方法も試した、でもやめられないのは、タバコを吸う人のからだだけでなく心までもタバコに侵されているからなのです。
タバコを吸わない人から見れば「からだに悪いとわかっているのに何故やめられないんだろう」「意思が弱くて周囲のことを考えない身勝手な人たちだ」と、なかなか理解できない部分も多くあるでしょう。
しかし、習慣化してしまった喫煙者が、タバコを吸わずにいられないメカニズムは、そう簡単ではないようなのです。
禁煙するための方法として第一に挙げられるのは、禁煙に関心を持つことです。
禁煙したい本人はもちろん、家族や友人など周囲の人にも関心を持ってもらい、禁煙にチャレンジする環境を整えなくてはいけません。
なぜタバコはやめるのが難しいのか、その理由についてもきちんと理解して、一緒に対処してくれる協力者がいれば、なお心強いでしょう。
二つの依存
タバコをためたいけどやめられない人、それはタバコに依存しているからではないでしょうか。
では依存しているものの正体は?
それは、ニコチンに対する生理的な依存と、タバコを吸う行為に対する心理的な依存です。
禁煙を成功させるということは、この2つの依存を断つということになります。
タバコを吸うと、ニコチンが脳へ届き、20分間ほどの満足感を得られますが、実はこの満足感は「タバコを吸いたい」という欲求が満たされたことからくる部分が大きいのです。
ニコチンは皆が思うほど、実は依存性が高くないのです。
20分ほどなら、タバコなしでも過ごせませんか?
たとえば電車に乗っている間、映画を観ている間、タバコを吸わない人と一緒にいる間、など、吸わなくても過ごせるのではないですか?
実際のニコチン作用が20分ほどで消失してもからだはそれ以上の時間を過ごせるわけですから、ニコチンを断つことは比較的簡単にできることだと思います。
どんな方法でニコチンを断つかは本人次第ですが、ニコチンパッチやニコチンガムで禁断症状が和らぐという人もいます。
あとは、「タバコを吸いたい」という喫煙行為を成し遂げたいという心理的な依存を断つことです。
こちらは習慣化している喫煙行為を変えていくわけですから、そう簡単な方法はないかもしれません。
しかし、人間は心地よいと感じるほうへからだを導くようにできていますので、禁煙することが心地よくなるよう、脳にインプットし直す必要があります。
これにはタバコの害を説明するよりも、タバコを断ち切ることで感じられるプラス面を考えたほうがよいでしょう。
まず健康面に禁煙効果があらわれ、同時に周囲の人とも接しやすくなります。
タバコは喫煙者本人だけでなく、周囲の人の健康も害すことが周知されてきていますので、そんな社会の中ではタバコを吸わない人の方が受け入れられやすいでしょう。
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